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インタビュー

代表挨拶

私は若い頃から身体を動かすことが好きで、体育系の学校に通いながら、身体や心の健康について深く学びました。
その中で出会ったのが、心身共に健康である「ウェルネス」という考えです。
「運動」「栄養」「休養」という3つの要素をバランスよく整えることが、健康で豊かな人生を送るために欠かせないということを学びました。

当時、フィットネスの仕事をしながら市場でアルバイトをする機会があり、身体づくりに欠かせない「食」の世界に興味を持ったことが、今の仕事へとつながるきっかけになりました。

健康な人間の身体と心をつくるためには、人間にとって本当に必要な「食べ物」と「食の大切さ」を理解することが必要だと考えています。

2006年、当時お世話になっていた仲卸の社長に店舗の一部を間借りさせて頂き、自宅を事務所に海産物の卸売業として起業しました。
そして約4年後、運良く仲卸の空き店舗に店舗を構えることができ、本格的に水産仲卸事業をスタートすることが出来ました。

元々のチームの企業理念である「海産物の流通で大阪から世の中を元気にする」という言葉も、若い頃に学んだ**“人の心と身体を健康にしたい”**という想いが、DNAに組み込まれているような気がします。

この考え方を軸に、水産仲卸業から派生した飲食店事業「銀蔵」も、海鮮定食を売るというだけでなく、
その中に「健康」「身体づくり」「精神的な健康」といった要素を組み込んだ、健康事業的な一面も理念に組み込まれています。

代表取締役 高田 亜士無

山田悠一朗

専務取締役

「日本一の市場の仲買として、カッコよく業界を牽引する」

朝早くから働く人たちにとって“朝”は大変ですが、
朝から人を笑顔にできるこの仕事には、他にはない魅力があります。

遊び心を持って人と接することができる場所、それが【市場】だと思っています。
市場ならではの【人】対【人】のやりとり。
これは他の業種では真似できない【商売】だと感じています。

働く中でしかわからない、独特のぬくもりと楽しさ。
それこそが市場の本当の魅力であり、誇りでもあります。
自分自身、そんな環境の中で「エンターテイナー」として、
カッコよく業界を盛り上げていける存在でありたいと思っています。

内藤晃

常務取締役

「毎度おおきに!」
商売人の家庭で育った私にとって、子どもの頃から聞き慣れた大切な挨拶です。

24歳の時、親戚が営む塩干物の仲卸業に誘われ、北部市場で働き始めたのが水産業界との出会いでした。お客様に「毎度おおきに!」と自然に声をかけたところ、「ええ挨拶やな」と褒めていただいたことを今でも覚えています。

10年間北部市場で経験を積み、その後は他の市場や漁業関係の仕事にも携わり、大阪の生産者の方々と一緒に働いてきました。資源の減少や後継者不足など、業界の課題にも直面する中で、自分にできることを模索していた時、社長から声をかけていただき、北部市場に戻ることを決意しました。

「アレ、美味しかったわ!」というお客様の声を励みに、日々感謝の気持ちを忘れず、より良い商品をお届けできるよう努めています。
「いつもありがとう」という言葉を大切に、大阪から世の中を元気にしていける存在でありたいと思っています。

大石加奈枝

タカショクマネージャー

「ミラクルの連続で、魚と生きる道ができました」

フリーター時代、スーパーのテナントに入っていた魚屋さんから「事務員さんに欠員が出たから、うちに来ない?」と声をかけていただいたことが、私が市場で働き始めるきっかけでした。
まさか自分が魚屋さんで働くことになるなんて、当時は想像もしていませんでした。

最初の数年間は事務職として勤務しており、魚を見ることもほとんどない日々。
「魚屋さんで働いている」という実感もあまりなかったのですが、さまざまなミラクルが重なり、気づけば魚をさばく仕事をするようになっていました。
その会社は退職しましたが、その経験が確実に今の自分へと繋がっています。

卸売市場での仕事は、とても特殊だと思います。
モノを売るためには体力も知識も必要で、そして何より男性が多い世界。
その中で「自分にできることは何か」「どうすればお客様に喜んでいただけるのか」を常に考えながら働いています。
その積み重ねが、自分自身の成長にも繋がっていると感じています。

近年、「魚離れ」が進んでいるとも言われますが、食は生きていく上で最も大切なものです。
その“食”に携わり、魚を通して人々の暮らしを支えられていることに、日々感謝しています。
そしてこれからも、流通の拠点である市場の価値をもっと多くの人に知ってもらい、盛り上げていきたいと思っています。

木田泰治

銀蔵本店店長、料理長

「感謝の気持ちを忘れず、魚とお客様に向き合う」

昔から食べることが大好きで、深く考えずにただ美味しいものを楽しんでいました。
最初に勤めた会社が「安心・安全・無添加」を掲げていたことで、食べ物への意識が少しずつ変わり、素材や食の背景に興味を持つようになりました。

その後、魚部門に配属されてからは、すっかり魚に魅了されました。
魚を捌くことの奥深さや、「この魚はどう調理すれば一番美味しいのか」を考えるのが楽しくて仕方ありませんでした。
出張でさまざまな産地を訪れ、多くの魚関係者の方々と出会い、お話を伺えたことも貴重な経験です。

しかし、さまざまな事情で魚部門を離れることになり、「やっぱり自分は魚に関わっていきたい」と強く思い、退職を決意しました。
その後、高田社長にお話を聞いていただき、ご縁があって現在は「銀蔵」の店長として働かせていただいています。

「安心・安全」はもちろんのこと、仲買直営店として“鮮度抜群”なのは銀蔵の大きな強みです。
お客様に本当に喜んでいただける魚を仕入れるために、日々工夫と努力を重ねています。

そして何より、今の銀蔵が成り立っているのは、社員やパートさん、アルバイトの皆さんの支えがあってこそです。
忙しい時でも文句ひとつ言わず、前向きに動いてくれる仲間たちに本当に感謝しています。

これからは、仲買直営「銀蔵」を全国にどんどん展開していきたいと思っています。
魚が好きな方、飲食業で挑戦したい方、将来自分の店を持ちたい方——ぜひ一緒に銀蔵を盛り上げていきましょう。

最後に、自分が一番大切にしている言葉は「感謝」です。
この感謝の気持ちを忘れなければ、きっとどんな挑戦も成功へと繋がると信じています。